ごきげんよう!ホシミテです。
いよいよ本格的に暑くなってきましたね・・・!!昔の6月はまだ肌寒くて、スプリングコートを着たりすることもありました。今では日よけの意味でジャケットを着ています…。すっかり気候が変わってしまったのを感じますね。
さて、夏シーズンといえば、虫問題ですね。一気に蚊が増えてきて、私もすでに2か所やられました( ;∀;)私は非常に強いアレルギー体質なのと、血管が弱いのか、最近は虫に刺されると2日ほどで紫斑(内出血)になってしまうんです。見た目の派手さの割に実はかゆみはそうでもないんですよ。ネットで検索すると、体質的に似たような方がいるようです。ちなみに、一切掻かなくても紫斑にはなります。不思議なので、そのうち病院に行こうとは思うんですが、内服もしているし、しばらくすればきれいに治るので、ついつい忘れてしまいますね(;^_^A
そんな私なので、刺すタイプの虫にはとても気をつけているんですが、いわゆる家に住む益虫「蜘蛛」だけは別です。
ずいぶん前から我が家には「ハエトリグモ」が生息していて、毎年、暖かくなってくるとひょっこりと顔を出してくれます。個体は毎年入れ替わっていて、今年は全体的に黒い色のハエトリグモ氏でした。かれらはぴょんぴょんと軽やかに移動して、たまにきょろきょろしたり、パトロールに一生懸命です。
我が家では玄関先に待ち伏せタイプの虫よけをしているので、今年、かれが出てきたとき、「きみきみ、きみをクモンタと名付ける。きみは玄関には行ってはいけない。死んでしまうよ。クモンタ、玄関に行ってはだめだよ。」と伝えました。
というのも、去年はそれを伝えなかったせいか(?)、玄関に行ってしまったかれの祖先は、早めに天に召されてしまったからです。
クモンタは、じっと止まって話を聴いているように見えました。いや、危険を感じて止まってただけだろうけど笑、とにかく、私の注意喚起の間、かれはじっとこちらを向いていたのです。
それから朝起きるとクモンタはよく私の前に現れました。「おはようクモンタ、玄関に行っちゃだめだからね」と話しかけると、またかれは、じっとこちらを見ていました。
掃除機をかけていれば、床をぴょんぴょんして慌てて見せたり、ソファで横になっていれば、近くをパトロールしていたり。蜘蛛からすれば生命活動をしていただけに過ぎず、なんの思いもなかったことでしょうが、私にとってはクモンタはすてきな同居人で、見かければ声をかけたくなる存在でした。
そんなクモンタが、ここ数日、よく台所の壁で休んでいました。またここにいるのね、と思いながら、私はつい昨日も「クモンタ。玄関に行っちゃだめだよ。」と話しかけました。クモンタはまた、それをじっと聴いていました。
そして今朝、目が覚めて部屋を見渡すと、なんだか少し雰囲気が違いました。それが何なのかはわからないけれど、そうだ…何となく何かが消えた。クモンタがいないような気がする。玄関に行っていなければいいが…。
そんなことを思いながら、仕事をこなし、帰宅してみると・・・
クモンタが、台所のラックの中で転がって、動かなくなっていました。
蜘蛛の寿命は一年ほどと言われていて、かれはその寿命を自然に終えたのでしょう。
私の言葉なんて理解していたこともないだろうけど、しかしかれは、玄関には行かず、蜘蛛生を全うしました。
ここが1ハウス海王星のイマジネーションの世界ですが、クモンタは最期の数日台所の壁で休んでいました。もう弱っていて、そこから動けなかったのでしょうね。
そしてそこは、私のことが一番よく見える場所でした。
「あなたがいつもいる場所だから」
「あなたがいつも見つけてくれる場所だったから」
「この場所なら、あなたが見つけてくれるだろうから」
「行きませんでしたよ、玄関に」
転がったクモンタの姿を見て、私はそんな声を聴いたような気がした。
白い紙でかれを包み、「ありがとうねクモンタ」というと、頭おかしいと思いながらも、泣いてしまった。
短い間だったけれど、私にはクモンタとの交流の思い出があって、かれはそのへんの蜘蛛ではなく、「ひとりの蜘蛛」になっていたのだ。
それが人間のもつ感性の素晴らしさだと思うし、こうして思い入れをもつ・・・そう、想いを入れることによって、もしかしたら相手にも何かの変化を生むのかもしれないし、何よりも、自分の人生に豊かな解釈が生まれるのだと思います。
占星家の東海先生が私によく言うのですが、1ハウスの海王星が善くでているとき、「神さまっぽく見える」「神がかって見える」。確かに、たった一匹の家蜘蛛の蜘蛛生に、イマジネーションの力でここまで愛を感じることが出来るのは、神さまっぽいかもしれませんね。人間の理解などというものは、とてもとても浅はかなもの。クモンタは、小さな家蜘蛛でしたが、その種として天寿を全うし、ただそれだけで、私に強いインスピレーションをもたらしました。
神さまというのは、そうやって様々なものからインスピレーションを受け取り、愛しているという感覚を無限に拡げる存在なのかもしれません。つまりそれは、そのインスピレーションのもととなったものたちも、やはり、神さまなのかもしれないと思うのです。
すごいですね~、ここまで話が拡大してしまいました!!!www
これぞ海王星です。
私はそういう自分を生きているんです。
あなたはどうですか?
どんな自分を生きていますか?
木野晴月